スゥイング・ボーイズ

月5日 ソワレ  東京芸術劇場中ホール

http://www.musical-za.com/STAGE/swing/stage.htm

東堂純子:大浦みずき 東堂男爵:宝田明
東堂正子:ペギー葉山 山下義一:戸井勝海
江田敏子:伊東恵里  東堂孝之:高野絹也

第二次大戦前〜戦中〜戦後にジャズに生きた人たちの話。
ミュージカル座は去年の「ひめゆり」に続き2回目。
前作は題名を見てわかるように、話の核が戦争。
今回も戦争だけど核がジャズなので、見てもそんなに重たくなくて。

プロのミュージシャンは5人で、スゥイングボーイズのメンバーは
ほとんど楽器初挑戦だったんやて。でも、それを感じさせないくらい
上手い!東宝のオケと代わってよ…と思った。
孝之役の高野さんは昨夏からサックスを始めたそうで…。


男爵なんだけど、ちょっと考えが柔軟でおちゃめなお父さんを
宝田明が好演。奥さんのペギー葉山は歌がめちゃめちゃうまい!!
ダンスホールでダンスを見初められ、レビューで活躍する
純子役の大浦さんは当たり役。ヅカ!!って感じ。

孝之のバンドでボーカルをやる敏子の伊東さん!キムのアンダー
だった人。うわーこの人のキムも見たかった…
みんな、とにかく、よかったの。


孝之やバンドのメンバー、レビューの演出家の山下は赤紙が来て
みんな戦争に行くことに。戦争に行く前にバンドの音源を残して
おこうって残しておくシーンが切ない。


レビューの台本は検閲で真っ黒に。ジャズの演奏は不可になり、
ポリドール→大東亜・ビクター→日本音響に改名となったり。
こういう時代もあったんだねぇ…今はいいね。と改めて思った。

戸井さんはまた死ぬ役だった。この人は見るたびに死んでるんだけど…。