桜飛沫

2月18日 ソワレ 阿佐ヶ谷スパイダース

ポルノ以来の二部構成。出演者、多いー。記載はメインキャストのみで。
時代劇。

☆未見だけど見る予定のある人は読まないようお願いします☆
雑誌のインタビューをチラ見するくらいで見たほうがいいとオモ。

第一幕 『蟒蛇如(うわばみのごとく)』

徳市:橋本じゅん タネ:水野美紀 ヤマコ:猫背椿
新兵衛:伊達暁 サカエ:吉本菜穂子 シゲオ:長塚圭史
虚兵衛:中山祐一朗 栄作:富岡晃一郎

郷地三兄弟:市川しんぺー・川原正嗣・大林勝

ある村が舞台。その村に住む男は、蛇を食べる習慣がある。
その村に医者としてよそから住みついた徳市。
同じくよそから来た郷地三兄弟は、子沢山に悩まされている
村民に「4人目以上を生んだら4倍以上の税」を課し、徳市は
助産婦のタネと新避妊法を開発している。

そこへ4人目を身ごもってしまったサカエ、かつて剣豪だった
徳市を訪ねて、よそから新兵衛とヤマコがやってくる…。
新兵衛は徳市の家族の仇の佐久間の名前を出し、佐久間を
打ちたいと話を持ちかける。


冒頭から殺しでかなりえぐい。タネ、初登場シーンで蛇を洗ってるし。
初見の水野美紀はなんかそういうのがしっくりきてて、いいなぁと思った。
徳市に思いを寄せる女性なんだけど、すごいウザくて笑えた。

トミーはサカエ・シゲオの長男で9歳の役w
トミー見るのがともだちがきたSP*の時以来でなんだか興奮。

橋本さんも初見。一幕後半から人格が変わっていくのが怖くて
ああいい役者さんだなぁって。

郷地長男・次男が生首を持って客席に下りてくるシーン。
生首を持った手を、郷地次男が私の肩で拭いてたよ…
びっくりした。

徳市は、仇の話を「昔の話」と流すけど、ある事をきっかけに
村を出て佐久間を探しに。

第二幕 『桜飛沫(さくらしぶき)』

佐久間:山本亨 左京:山内圭哉 蛭間:中山祐一朗
マルセ:真木よう子 福助:富岡晃一郎 蛾次郎:前田悟
グズ:峯村リエ

かつて栄えたものの、今はさびれた宿場町。
佐久間は足に負傷を負い、杖ついて歩いている。満開の桜の
下で佐久間は頭の弱い女(あえてこう書きます)、グズに会う。
グズは妹のマルセと共に、蛭間の家でひどい扱いを受けていた。
宿場町では蛭間・左京(と蛾次郎)の一味が力を握っていて…

佐久間は町を出ようとするが、出れない。
そこへ佐久間の正体に気付いた蛭間らが賞金のかかった佐久間の命を
狙う。

今や佐久間は賞金首には見えない、という役。オーラは消しているものの
ただものではない雰囲気を出す山本さんも初見。こちらも
いい役者さんですな。

山内さんはまたキモイ役。今回は、ゲイ(前回はゾンビ)。

よう子ちゃんは十字架以来。大人っぽくなったなぁー。
脱線するけど今月のマキアに出てた。

頭が弱いけど、この二幕のキーポイントになるグズ。
ドロ団子を食べさせたり、しゃれこうべを持って亡くなった両親と
話をしたり、過去の罪に泣く佐久間を優しく抱きしめたり、
妹のために人を殺めてしまったり。同じく初見の峯村さんが好演。

最後に、タネと新兵衛・ヤマコが宿場町に「徳市が来ていないか」と
訪ねて来る。佐久間を知らないというマルセに、佐久間は自分だと
名乗り出たところに徳市が現れる。


阿佐スパ…公演を重ねるたびにグロくなってくんですが。
一幕の冒頭の殺しのシーンと、トミーが殺されるシーンは
ひどくて、目をそむけたよ。
でもこういうのって実際あったんだろうなぁとも思った。

さらし首を蹴って、あそんでたり・・・

二幕の桜がすごく綺麗だった。
トミーは二幕とも殺されてかわいそうだったw

パンフが2Kってひろさんから聞いてて。帰りに飲み屋で出版の人に
見せたら「これすごいコストかかってる」って言われてなんだか
得した気分にwまあ、パンフ代は1K切るといいよねぇ…。
パンフの漫画もえぐい。

ASPのお土産はポスターと手ぬぐい。ASPのスタッフはいつも
すごく感じがいいので、ありがたいね。私も見習わないと。