マリー・アントワネット(4)

12月24日 ソワレ 前楽 新妻千秋楽

マリー・アントワネット涼風真世
マルグリット・アルノー新妻聖子
カリオストロ山口祐一郎 フェルセン:井上芳雄
ルイ16世石川禅 アニエス土居裕子 ボーマルシェ山路和弘
オルレアン公:高嶋政宏
ロアン大司教/レオナール:林アキラ ローズ・ベルダン:春風ひとみ
ロベスピエール:福井貴一 ラパン夫人:北村岳子 エベール:広田勇二
ギヨタン博士:佐山陽規 ラ・フェルテ:tekkan

4・5月にこの状態で「凱旋公演」しますかー!?

回数を重ねるほど、あらが目立つ作品でした。
1回目の時は「言われるほど悪くない」だったけど、2,3,4と
重ねて見ていくと「ここおかしい」っていう点が見つかって。

演じている人はみんないいんです。ほんとに。
3回目以降は話でなく演者のみ見に行っていたようなもの。

文句ばっかりになるけど…

☆登場人物を減らして欲しい
オルレアン・トロ・アニエスボーマルシェのうち二人は要らないんじゃないか。
アニエスは2幕での扱いがああならいらないと思う。

☆カーテンコールの順番とマリーの衣装を変えて欲しい
カテコのトリはなぜかトロ。トロ主役なら、トロのソロ大ナンバーを
もう一曲追加するとか。
マリーはギロチン台に寝かされたまま、フェルセンとマルグリットに
起こされてそのままカテコ。
暗転している間にはけて、ドレスで出てきたほうがいいよ…。

☆視点をどこからにするのか明確にして欲しい
1幕はマルグリット、2幕はマリーがメイン。
どちらにも感情移入しにくい。1幕のマリーがただのアホにしか見えないのは
問題がある。

☆タイトルロール、マリーアントワネットのソロナンバーを作って欲しい
ないんですよ。

☆つっこみどころ満載の話の展開を納得のいくものに
これは言わずもがな。

☆CMやんなくていいから、舞台装置を豪華にして欲しい
フジのCM見て「行きたい」と思う人はいないと思う。

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ミス・サイゴンのトラウマから避けてきた新妻嬢でしたが、
がさつな動きが役に合っていて気になりませんでした。
歌は元々うまいしね。前よりもっとうまくなっててびっくり。
2幕はひき気味で、好感が持てました。
「ため」が多くなったのが気になるけどね。。。
「怒怨」パワーは健在。赤い旗をマリーにかけるのもきれいに
決まってました。
声がすごく大きいから、今まで聞き取れなかった歌詞が聞き取れた!
(でも、これは楽譜や進行に元々問題がある気が…)

冒頭のマリーの影がどんどん大きくなるところ、ルイがぎょっと
驚くリアクションに変更。…それ、なくていいし…。


こんなに文句言いながらも4・5月も行くんですよ。
これだけの役者が一度に見れることってそうそうないので。。。
改善、てこ入れ求む!

もともと客の入らない大阪で、この公演勝てないよ…!!