タイタニック

futaba162007-02-03

2月3日 マチネ 東京国際フォーラムホールC

http://www.musical-titanic.jp/

タイタニックスタッフ
アンドリュース(設計士):松岡充 ブライド(通信士):鈴木綜馬
バレット(ボイラー係):岡幸二郎 E・Jスミス(船長):宝田明
ウィリアム(航海士):岡田浩暉 イズメイ(社長):大澄賢也 
ヘンリー(一等客室係):藤木孝 ウォーレス(バンマス):浜畑賢吉 
エドワード(ボーイ):原田優一

☆乗客
一等
ストラウス夫妻:光枝明彦、諏訪マリー
二等
ビーン夫妻:青山明、森口博子
三等
ジム:浦井健治 ケイト:紫吹淳



あの映画のタイタニックとは全然違います。
史実+フィクションが混じっています。乗船から沈没、その後を描いた群像劇。
誰が主役なのかは?設計士なのかなー。一応。カテコでは主役でした。
そうそうたる面子なのに各自のソロ少なくて役不足だったのでは。

ちなみに映画よりミュージカルの公開のほうが早かったのです。


タイタニック設計士はSOPHIAの松岡。
昨年発表されたキャスティングは一部を除いて歌の人、大物が多かったので
はっきり言って浮きすぎじゃね?と思ったのだけど、良かったです。
他がミュージカルの常連さんだから、歌がはっきり聞き取れない部分は
多かったのだけど、熱演でした。

船長の宝田さん。やっぱこの人上手いです。この役彼以外できない。

船を作った会社の社長に大澄賢也。ジャベールやったら?
ミュージカルもっと出ればいいのにー。

浦井君、紫吹さんのカップルは意外とありw

光枝さんと諏訪さんの老夫婦は泣かせすぎだよー。
いちいち動きもすごくいいの。
夫妻のデュエット、stillはただただ泣けます。
最後に包んだグラスを光枝さんが踏んで割るところでもう、
周囲から啜り泣きが…
(グラス踏み割りはユダヤの結婚式の風習です)
2人はボートで脱出することを拒み、若い人に救命胴衣を着せて
船と運命を共にします。


青山さん、すごくよかったのに歌がほとんどなくて残念。
相手役は・・・声出てない、発音悪い、演技できてない、ただただ、
視界に入れない努力をするのが精一杯でした。。。メイクも
コワイ。。。知名度だけの有名人枠ほんといらないから!
ミュージカル見始めてワースト1の爆弾でした。。。
ここは妻だけ脱出します。

映画と一緒なのは沈没までひたすら音楽を奏でる音楽家たち。
プリン扱いなのに出番少なさ過ぎて浜畑さんちょっとかわいそう。。。

ひきこもり通信士が綜馬さん。
挙動不審で、よかったです。綜馬さんとボイラー係の岡さんの
デュエットは豪華。

航海士に岡田さん。ソロは少ないものの盆に出てる時間は長い。
うーん、やっぱりこの人上手いと思うのです。マリウス復帰してよー。

原田君はサンボ扱いですが、見せ所はけっこうあってびっくり。
やはりいい声と高貴な顔立ちだと思った。公家っぽい。

ミュージカルナンバーはこう、ガツンとくるものはあまりないのだけど
冒頭とエンディングのgodspeed titanicのハーモニー具合に
泣けたよ…。

故郷の恋人に思いをはせるバレット、3組の夫婦が見せる夫婦愛、
設計士・クルーが見せる苦悩等ひとつの盆の上でドラマが起こりすぎてて
見足りないのですよ。
三等客が夢をはせる歌はただただキレイで素敵。


今日千秋楽じゃなくて、券がもう少し安かったらもう一回行ったかなぁ。
2階後方でSや3階後方でB席扱いはキツイ。

パンフに載っていた読み物も見ごたえあり。写真がいいです。

2幕は周囲も私も泣きすぎでみんながみんなうざかったかとw