マリー・アントワネット(5)

4月7日 ソワレ

マリー・アントワネット涼風真世
マルグリット・アルノー(Wキャスト):笹本玲奈
カリオストロ山口祐一郎 フェルセン:今拓哉
ルイ16世石川禅 アニエス土居裕子 ボーマルシェ山路和弘
オルレアン公:鈴木綜馬
ロアン大司教/レオナール:林アキラ ローズ・ベルダン:春風ひとみ
ロベスピエール:福井貴一 ラパン夫人:北村岳子 エベール:広田勇二
ギヨタン博士:佐山陽規 ラ・フェルテ:tekkan

博多・大阪を経て、フェルセンとオルレアンが変わり、東京に
戻ってきて2日目。

昨年の11・12月はプレビューと思うしかないな、と。
かなり、わかりやすくなってました。

冒頭のトロ「この手は 鉄も金に変え得る」の歌からもう変わってます。
演出の大先生がおっしゃりたいことをわかりやすくしたんでしょうね…(嫌味です)
でもそれは筋違いというか、マリーに当てなくてもいいだろ?と。
9・11をこのミュージカルにぶつけなくていいから。

出演者は豪華だし、アンサンブルも粒揃いだし、曲は好きなんだけど
いかんせん演出と本がね…もっと良くなるはずなのに、手直し
もうちょっとできなかったのかなぁと歯がゆいです。
役者さんは元々上手い人ばかりだし、もっと進化してた。

でも、今回見て、通うつもりです。文句満載だけどww
出てる人、好きな人が多いんです。。。

まだ行くので今回は新キャスレポで。

オルレアンがね、すごいよかったの。
例えが悪くて申し訳ないんだけどwノンケの女装癖のある男の人が
男でいるときに不意に見せてしまった女の部分、みたいな感じで
変態っぽくて、よかったです。原作に出てくるサド侯爵ってきっと
あんな人なんじゃないかwって。役はオルレアンですが。
メイクは眉なしでコワイ。

昨年末に見たとき、狂言回し的な人三人もイラネと思ったんですが、
今回はボーマルシェ狂言回し、オルレアン=悪い人
トロ=よくわかんない変なおじさんという感じで、それぞれのキャラが
成り立ったと思いました。

つかホントにオルレアンすごいんです。出番少ないのに演者が変わって
こんなに違うのか??って。

フェルセンは一気に年齢が上がり、マリーと年齢的に釣り合う!!
今さん大好きなので、大人の男に私がめろめろです。
(いや前任者も好きなんですが)
海亀の産卵という噂の嗚咽シーンですが、そこはマリーの行く末を
憂いてに見えた。変な台詞もだいぶカットされて良かったです。

「心の声」歌い始めではまだラパン夫人生きてるのに変更。
でもその腕をどすんと落として歌うのは同じ…あれ、やだ。。。
「神は愛してくださる」→「心の声」の流れのほうがいいよ!!

トロの噂の新曲は、ルイの処刑の後。
とってつけたような感じ、「幻の黄金を求めて」同様難しいスコアで
中の人大変だなと思いました。

福井さんの口は相変わらずキレイに開いていました。

カテコ、順番こそ変わりませんでしたが、一応変わってました。