マリー・アントワネット(10)

futaba162007-05-26

5月26日 マチネ

マリー・アントワネット涼風真世
マルグリット・アルノー(Wキャスト):笹本玲奈
カリオストロ山口祐一郎 フェルセン:今拓哉
ルイ16世石川禅 アニエス土居裕子 ボーマルシェ山路和弘
オルレアン公:鈴木綜馬

ロアン大司教/レオナール:林アキラ ローズ・ベルダン:春風ひとみ
ロベスピエール:福井貴一 ラパン夫人:北村岳子 エベール:広田勇二
ギヨタン博士:佐山陽規 ラ・フェルテ:tekkan


昨年の11月、世界初演と銘打って開幕したこの作品、フィナーレです!

…長かった。長かった。11月の頭に見て「言われてるほど悪くないじゃん」
と、思い、12月末までに4回見て迷走する舞台。良くなる気配がない。
見れば見るほどあらが目立ってしまって。

地方を回り、4月に帝劇リターン。
ああ、このくらいのものを昨年末に見せてくれていたら!
でもやっぱり釈然としない部分…本と演出が破綻しており、
原作のいいところをこれでもかーってくらいにだめにしちゃって。

お蔵入りでお願いします。音楽は素晴らしいんですが。
再演するなら脚本の全部書き直しと演出家の変更を求めます。

19日見たあと、お友達とどこをどうしたらいいとか話し合ったのが
楽しかったので、この際演出は客でどうですかーw

ここまで文句たれておいて、チケットは1枚も捌かなかったんですよ!
どうしてかというと、キャストの皆さんに魅せられてしまった〜。
リターン後はフェルセン・オルレアン・ロベスピエールが見たくて行ってました。

前にも書きましたが、進化した玲奈ちゃんが良かった。
今後が楽しみです。

半年ひとりでこの役を乗り切ったほとんどの役者さん…特に
タイトルロール(なのにソロ1曲もなし)の涼風さん、良かったです。

ミュージカルは、端的に・わかりやすく・豪華なものを想像させるものは
豪華に・劇場はフルに使う・舞台は八百屋で、というのがよおおおく
わかりました。

ヴェルサイユ宮殿、殺風景で全然豪華じゃないww

八百屋じゃなかったんで、最前列で見たとき見えないシーン満載、
「百万のキャンドル」に至っては、座高の低い人だと2階のI列で
見えないというww
2重に回る盆も前だと??前方で1回だけしか見ない人って多いと思うんだけど。
愛される舞台とは?とかよく考える機会をもらいました…


今フェルセンはとにかく格好良かったvオルレアンのあれっぷりも
良かったです。